食中毒にご注意を!
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食中毒の主な原因
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食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と 「ウイルス」です。
<細菌>
温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、
その食べ物を食べることにより食中毒を引き起 こします。
<ウイルス>
自ら増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ると、
腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。
特に6月から8月に多く発生するのが、細菌が原因で起こる
「細菌性食中毒」です。食中毒を引き起こす細菌の多くは、
室温(約20℃)で活発に増殖し始め、
人間や動物の体温くらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。
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知っておきたい食中毒菌
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●腸管出血性大腸菌(O157、O111など)
牛や豚などの家畜の腸の中にいる病原大腸菌の1つで、
O157やO111などがよく知られている。
加熱不足の肉や生野菜などが原因となる。
食後12~60時間で、猛烈な腹痛、下痢、下血、おう吐、吐き気などの症状が現れる。
●カンピロバクター
牛や豚、鶏、猫、犬などの腸の中にいる細菌。
加熱不足の鶏肉、牛レバー、飲料水などが原因となる。
食後2~7日で、下痢、発熱、おう吐、腹痛、
筋肉痛などの症状が現れる。
●サルモネラ菌
牛や豚、鶏、猫、犬などの腸の中にいる細菌。
加熱不足の卵、肉、魚などが原因となる。
食後6~48時間で腹痛、下痢、おう吐、発熱などの症状が現れる。
●ウェルシュ菌
人や動物の大腸内常在菌で、下水、河川、海などの土壌に広く分布。
カレー、シチュー、煮物など大量につくって加熱を繰り返す食品が原因となる。
食後8~20時間で、おなかの張り、腹痛、下痢などの症状が現れる。
●ブドウ球菌
自然界に広く分布し、人の皮膚やのど、傷口などに常在する細菌。
おにぎり、弁当類、菓子類などが原因となる。
一度毒素ができてしまうと加熱しても食中毒を防ぐことはできない。
食後1~6時間で、吐き気、おう吐、腹痛などの症状が現れる。
来週は予防について取り上げますので、お楽しみに!