旬の食材は美味しく、栄養価も高くなります。
旬の食材を取り入れて、健康づくりに役立てましょう。

※日本成人病予防協会『健康管理士向けメールマガジン』より引用

★さけ(鮭)

さけは赤みを帯びているので赤身魚と思われがちですが、実は白身魚に分類されます。
さけの赤い色は「アスタキサンチン」という色素成分で、非常に抗酸化作用が強く、動脈硬化、がん、白内障などの予防に効果的です。
また、消化、吸収の良い良質なタンパク質に富み、脂肪分もEPAやDHAなど不飽和脂肪酸が中心の健康に良い食材です。
EPAやDHAは、学習、記憶能力の向上に加え、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の予防に役立ちます。
これら以外にもカルシウム、ビタミンA、ビタミンB群や、D、Eなども多く含まれ、栄養豊富な食材です。

 

★ぎんなん(銀杏)

ぎんなんは種実類に属し、デンプン、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、マグネシウム、鉄などを含む栄養価の高い食材です。
中国や日本では、古くから咳止めや痰切り、喘息、夜尿症などの改善目的で用いられていました。
ただし、ぎんなんにはビタミンB6の作用を妨げる物質が含まれおり、食べ過ぎると中毒症状を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。