症状を抑えるためには、花粉をできるだけ遠ざけることが大切です。
以下の点に注意しましょう。

●外出時にはマスクやメガネを着用し、花粉の侵入を防ぐ
●晴れた日、風の強い日などは花粉が飛びやすいため、外出は控える
●手洗い、うがいをこまめに行い、花粉を洗い流す
●花粉の付着しやすい衣類は避ける
(一般にウールなどの素材は花粉が付着しやすく、
綿や化学繊維などは付着しにくいといわれています。)
●帰宅時には衣類に付着した花粉を払い落とす
●栄養バランスの良い食事を心掛ける
●ストレスをためないようにする

◆鼻づまりがひどい場合は、温かい蒸しタオルなど
を鼻の部分にあてると鼻の通りがよくなります。

花粉症の治療は、症状を抑える対症療法が中心で、
経口薬や点鼻薬、点眼薬などが広く使用されていま
す。また、2018年4月に世界初となる皮膚に貼る
タイプの薬が登場し、選択肢が広がりました。

この薬は皮膚から薬効成分が吸収されて全身をめぐ
り、効果を発揮します。1日1回の貼付で24時間安定
した効果が持続するのが特徴です。また、飲み薬の
ように飲み忘れや食事のタイミングに左右されない
などのメリットがあります。
ただし、眠気や皮膚のかぶれなどの副作用が出る場
合もあります。
また、処方薬のため医師の診療が必須となります。

症状や重症度に応じて適した薬も異なりますので、
早めに病院を受診し、自分に合った治療を受ける
ようにしましょう